石黒歯科医院|市川市の歯医者|小児歯科

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妊婦歯科検診はなんのために?

妊婦歯科検診とは?

妊婦歯科検診はなんのために?

妊婦歯科検診とは、妊娠中に起こりやすい口腔内のトラブルを予防し、むし歯や歯周病の早期発見・早期対処を目的とした定期健診です。妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯肉の炎症や口腔内の衛生状態が悪化しやすくなります。定期的な妊婦歯科検診を受けることで、母体の健康維持と胎児へのリスク軽減につながります。

歯周病が胎児に与える影響は?

妊婦歯科検診を受けないと、むし歯や歯周病が進行するリスクが高まります。特に歯周病は、近年の研究で炎症性物質が血流を通じて子宮を刺激し、早産や低体重児の原因となるケースも報告されています。妊娠中は歯科に通うのが難しくなることもあるため、早期の検診でリスク回避を図ることが大切です。

妊婦歯科検診で何をするの?

妊婦歯科検診では、問診、口腔内の視診、歯肉の状態確認、歯のクリーニング、そして歯科保健指導が行われます。妊婦さんの体調に配慮した内容で行われ、過度な処置は行いません。主に現状の確認とセルフケアの指導が中心となります。

妊婦歯科検診はいつ頃受けるべき?

妊婦歯科検診を受ける最適な時期は、妊娠16週から28週の安定期とされています。つわりが落ち着き、体調も比較的安定している時期であれば、無理なく受診が可能です。妊娠初期はつわりや流産のリスク、後期は身体の負担が増えるため、できるだけ中期に済ませるのが理想です。

妊婦歯科検診を安心して受けるには?

妊婦歯科検診かかる費用は?

市川市では妊婦歯科検診は無料で提供されており、妊娠の届け出を行った際に交付される母子健康手帳の別冊に受診票(補助券)が綴じられています。この受診票を指定医療機関で提示することで、自己負担なく健診を受けることが可能です。なお、検診後の治療については保険診療が適用され、費用が発生する場合があります。

妊婦歯科検診はどこで受ける?

妊婦歯科検診は、市川市が指定する歯科医療機関でのみ受診可能です。指定外の歯科医院では受診票は使用できず、検診費用の返金対象にもなりません。市の公式ウェブサイトにある「指定歯科医療機関一覧(PDF)」から最寄りの医院を探し、事前予約を行いましょう。

市川市 妊婦歯科検診 指定歯科医院

市川市の妊婦歯科検診の流れ

受診の流れは、まず受診票に必要事項を記入し、市の指定歯科医院へ予約を取ります。予約当日は、受診票と母子健康手帳を持参してください。健診結果は母子健康手帳に記録され、今後の健康管理にも役立ちます。再発行ができないため、受診時には必ず忘れずに持参してください。

健診当日の持ち物と注意点

妊婦歯科検診の際は、「母子健康手帳」「受診票」「健康保険証(治療が必要な場合)」の3点を忘れずに持参しましょう。また、普段使用している歯ブラシも持参すると、より具体的な歯磨き指導を受けられます。受診は体調が良好な日に行うようにしましょう。

治療が必要になった場合の流れ

妊婦歯科検診は予防的なチェックです。歯がしみる、歯肉が腫れる・出血する、口臭が気になるなど、妊娠中に現れやすい症状がある場合は、早めの受診が望まれます。症状がない場合でも、健康な口腔状態を保つために妊婦歯科検診を受けましょう。妊婦歯科検診後に治療が必要と判断された場合は、歯科医師と相談のうえ、体調の良い安定期を選んで治療を進めます。妊娠中は治療内容や薬の選択に制限があるため、慎重な判断が求められます。痛みや進行を放置せず、計画的な通院が重要です。

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