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歯ブラシの選び方 完全ガイド|交換の時期

歯ブラシを変える頻度・選び方・おすすめ

歯ブラシのヘッドの大きさ・列数や毛先形状の違いとは?

歯ブラシの種類を知ることが、自分に合った一本を選ぶ第一歩です。 ヘッドの大きさや毛先の形によって、磨きやすさや汚れの落ち方が大きく異なります。 たとえば、ヘッドが小さめで列数が少ないものは、奥歯や細かい部分に届きやすく、歯並びに癖がある方にも使いやすいでしょう。特に、親知らずなど、奥の歯のさらに奥側の面や、歯並びが重なっている部分は磨き残しが多くなるポイントです。ヘッドが小さいと、そのような場所にピンポイントで届かせることができます。 ヘッドが大きすぎると奥歯に届かず、硬すぎる毛は歯ぐきを傷つけることもあります。毛先の形もラウンド型やテーパード型などがあり、歯ぐきの状態に合わせて選ぶことが大切です。 自分の口の状態を理解したうえで、適切な種類を見極めましょう。

硬めとやわらかめ、どちらを選ぶ?歯ブラシの毛の硬さガイド

「ふつう」の毛が、多くの人にとって無難な選択です。「かため」の毛は歯や歯ぐきを傷つけやすく、トラブルの原因になります。「かため」の毛は磨いた感覚が強い一方で、力の加減によっては歯肉を傷める可能性があります。 一方で「やわらかめ」は、歯周病で歯肉が腫れていたり、出血しやすかったりする方に適しています。優しい力でマッサージするように磨くことで、歯ぐきの血行を促進する効果も期待できます。日常的に使うなら、バランスの取れた「ふつう」が安心です。

歯ブラシは乾燥させて保管すべき?正しいお手入れ方法とは

使用後はしっかり水を切り、風通しのよい場所で乾燥させることが大切です。 湿った状態で保管すると、細菌が繁殖しやすくなります。 毛先を上にして立てて保管すると、より衛生的です。 除菌スタンドなどを活用すれば、乾燥と殺菌を同時に行えて便利です。 毎日の保管方法を見直して、清潔な状態を保ちましょう。

歯ブラシの交換時期はいつ?毛先が開いたら要チェック!

歯ブラシは1か月に1回を目安に交換しましょう。 使用期間が長い歯ブラシは毛先が開いてきます。するとプラーク除去効率が大きく下がります。見た目では分かりづらくても、毛の弾力や形状が劣化していることがあります。また、毛先が開いていなくても、毛の根元には目に見えない汚れや細菌が蓄積し、たとえ見た目がきれいであっても衛生面を考慮して定期的に交換した方が良いといえます。 毎日磨いたつもりになっていても、プラークがいっぱい残っていたらむし歯や歯周病になります。歯磨き粉を使うと「磨いた!」感はでますが、しっかりプラークが除去されたかは別です。現在の歯磨き粉ではプラークを溶解することはできません。プラークは物理的に除去するしかないのです。交換日をカレンダーなどで管理すると忘れにくくなります。

歯のフッ素コートは必要?

年齢別おすすめ歯ブラシ

乳幼児~小学生低学年におすすめの歯ブラシ

子どもの歯は繊細なので、安全性と習慣化を意識した歯ブラシ選びが大切です。 乳幼児にはヘッドが小さくやわらかい毛の歯ブラシがおすすめです。 この時期は歯磨きを「楽しい時間」だと感じてもらうことが何より大切です。お子さんの好きなキャラクターや、カラフルなデザインの歯ブラシを選ぶのも、歯磨き習慣を身につけるための有効な方法です。歯ぐきが敏感で力加減も未熟なため、やわらかい毛の方が安全に磨けます。 仕上げ磨きは必ず行いましょう。 幼児〜小学生には、自分で握りやすく、毛が開きにくい製品がおすすめです。

小学生の高学年におすすめの歯ブラシ

高学年になると、乳歯から永久歯への生え変わりが完了し、より正確なブラッシングが求められます。 操作しやすいものや、しっかり握れる柄が理想です。 ヘッドが小さく、ふつうの硬さの毛を選び、永久歯にしっかりアプローチしましょう。発達段階に応じて、毛の硬さも見直すことが重要です。自分のお口の状態に関心を持ち始めるこの時期に、一度歯科医院でプロによるブラッシング指導を受けることを強くおすすめします。ここで正しい磨き方を身につけることは、お子さんにとって一生涯の財産になります。 適切な歯ブラシを使うことで、むし歯予防に役立ちます。

何歳から大人用の歯ブラシに替えるべき?移行の目安と注意点

大人用への切り替えは、永久歯が生え揃う12歳前後が目安です。 大人用に替える理由は、子ども用ではケアが不十分になるためです。 ただし、手の大きさや使い方に慣れているかも考慮しましょう。 段階的に移行することで、無理なく大人用ブラシに慣れていけます。

電動歯ブラシと手用歯ブラシ、子どもに合うのはどっち?メリット・デメリットを比較

電動歯ブラシと手用歯ブラシは、それぞれに利点があります。 電動ブラシは効率よくプラークを除去でき、力を入れずに磨けますが、使い方を誤ると歯や歯ぐきを傷つけることがあります。 一方で、手用歯ブラシは力の調整がしやすく、慣れていれば十分な清掃効果を得られますが、個人の上手い下手は顕著に出てしまうデメリットがあります。どちらを選ぶにしても、最も大切なのは「正しく使うこと」です。特に電動歯ブラシは、手用歯ブラシのようにゴシゴシ動かすのではなく、歯に軽く当てるだけで十分です。使用前に必ず説明書を読み、正しい使い方を確認しましょう。 電動歯ブラシも手用歯ブラシも一回買ったら一生もつものではなく、毛先が開いてきたらプラーク除去能力が著しく低下するため、早めに交換しなければなりません。そこでネックになるのがコストです。電動歯ブラシの替えブラシはブランドにより価格はことなりますがおおよそ1本あたり500〜2000円ほどですが、手用歯ブラシは300〜500円ほどです。

歯周病・歯周ポケットが気になる方の歯ブラシ

大人は目的に応じた歯ブラシを選びましょう。 たとえば、歯周病予防なら小さめのヘッド、細毛やわらかい毛が適しています。小さめのヘッドは奥歯にも到達しやすく、細い毛は歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に入りやすく、奥深くのプラークを除去できます。やわらかい毛は歯の周りの粘膜を傷つけにくいため、歯周病予防ではおすすめです。 このタイプの歯ブラシを使う際は、歯と歯ぐきの境目に45度の角度で毛先を当て、力を入れずに優しく小刻みに動かす「バス法」という磨き方が効果的です。ただし、やわらかい毛の歯ブラシはふつうの毛の硬さのものよりプラーク除去能力が劣るため、しっかり時間をかけて磨く必要があります。 目的に合った歯ブラシを使うことで、適切な口腔ケアを行いましょう。

 

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